
先生とわたしの絶対に秘密な関係
第11章 彼氏のふり!?
校舎の裏まで歩くと、3人の女の子が振り向いた。
「あのさ、ゆなちゃんって本当に翔くんと付き合ってるの?」
優しい口調とは裏腹にわたしを睨む
どうしよう、翔とは付き合ってないけど・・・
でも翔にお願いされちゃったし・・・
「黙ってないでさ、どうなの?」
1人がイラついたように足踏みをする
なぜかこういう時ってびっくりするくらい冷静になる
以前にもこんなことがあったなとぼんやり思い出していた
「どうかって聞いてるの!」
「っ!」
1人がわたしの胸ぐらを掴んだ
「おい!やめろ!」
・・・
目の前が急に真っ暗になる
「!私たちはただ聞いただけで・・・」
女の子たちの走って行く音だけが聞こえた
