
先生とわたしの絶対に秘密な関係
第2章 先生との秘密
「すいません!遅れました!」
勢い良く教室に入ると、他の9人の生徒と佐藤先生を含めた2人の数学教師がわたしの方を向いた
「ゆな〜、遅刻じゃ〜ん!」
「遅いよ〜!」
「ごめん…すっかり忘れてて…」
佐藤先生がもう1人の先生になにかを耳打ちしてからこちらに歩いてきた
『田中さん、この30分の間の補習を僕が最初から説明するから一緒に数学準備室に来てもらえますか?』
「え…」
もう1人の先生が「佐藤先生よろしくお願いします よし、補習再開するぞー」とみんなに向かって言った
『…田中さんはこっち』
わたしは佐藤先生に連れられて数学準備室に向かう
