
先生とわたしの絶対に秘密な関係
第5章 はじめての感情
まなとあんな会話をした後なのによりにもよって1時間目から数学の授業だった
わたし佐藤先生のこと好きで好きでたまらないの!?
たしかに学校での優しくて爽やかな先生は好きだし…わたしの初恋だけど……
でも、いじわるなのに時折見せる優しさは好き…かも
わたし…裏の顔の佐藤先生も好きなの…?
『田中さん、具合悪いんですか?』
佐藤先生にそう言われてハッと我に帰るとわたしは教科書もノートも閉じたまま頭を抱えていた
「す、すいません!元気です!」
『元気なら教科書開いてね、田中さんお昼休みにみんなの分の宿題プリント取りに来てね』
みんなは「ゆな、ドンマイ」と笑っていた
