
先生とわたしの絶対に秘密な関係
第5章 はじめての感情
『人を好きになるのがこわいんだ』
「なんで…」
先生は今まで見たことがないような悲しそうな表情をする
きっとわたしも過去にトラウマがあるように
先生の過去にも何かトラウマがあるんだろう
先生はベットに座る
『女は裏切る』
なんて言葉をかければいいかわからない
でも…わたしの素直な気持ちを言葉にしようと思った
「わたしは…先生が好きです」
顔が急激に赤くなるのを感じる
言葉にすると急に恥ずかしくなりしゃがみ込んだ
『……こっち』
先生はベットをぽんぽんと叩く
わたしは真っ赤であろう顔を隠しながら座ると
ぎゆっと抱きしめられた
