
先生とわたしの絶対に秘密な関係
第8章 修学旅行当日
お化け屋敷の出口にたどり着くとまなと翔太くんが待っていた
「おかえり〜」
まなが満面の笑みでわたしたちに手を振る
「あ…ゆな、悠ちゃんに会ったの!?」
「ええっ!?」
なんで佐藤先生に会ったことばれてるの!?
「だって…手にはんこ押されてるよ?」
自分の手を見ると“佐藤”と書かれたはんこが押されていた
すっかり忘れてた…先生スタンプラリーの…
「ほっ本当だ!気づかなかった〜」
わたしはわざとらしくはははと笑うとまなは「暗いからはんこ押されたことに気づかなかったのかな」と言って笑った
よかった、上手く誤魔化せた…
っていうかはんこなんて押さなくて良かったのに
キスしてたのばれたのかと思ってドキドキしちゃった…
