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すべてはあの日から

第1章 出逢い



「……おい」



背後からの声に驚きながらも振り返り、

思わず見惚れてしまった。


スラリと伸びる長い足に、ふわふわの茶髪。


栗色の目、薄めの唇、すっと高い鼻の
端正な顔立ちの男性。



「…何してんの」


「…!」

眉間に皺をよせて、怪訝そうな顔を浮かべる。


「…何か用?」


「…え?」

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