甘い果汁
第4章 悩む果汁
「…お兄ちゃん帰ってきたんだけどね…かくかくしかじかで…」
悠也は頷きながら私の隣に座る。
「…この部屋の隣で?」
「うん…」
『いやぁん…そんなとこぉッ』
『感じちゃってるからこんなになってんでしょ?』
「…そういうことね」
悠也と苦笑いしながら顔を見て笑った。
「じゃ、俺たちもする?」
「へ…?」
くすっと悠也は笑うと、私の唇に近づいてきた。
「んッ…ぁ」
ドンッと壁に押さえつかされ、
「隣にも聴こえるように…ね?」
耳元で囁く。耳元で何か言うの好きなのかな…。
昨日とは違って、全部服を脱がされていった。
「悠也も…脱いで…」
私は悠也の服を脱がせて、悠也は上半身裸になった。…私は全身裸だけど…。