サイレントワールド
第14章 VS DEMON LOD
『っ!?』
『なんじゃ!?』
明らかに異質な伊川の様子にしかし一度放ったスキルは止まらずその威力を発揮した。
…したのだが
『くっ…。やってくれるね…。』
伊川の両手には赤い光を放つ鎌が二つ。
その鎌は足首から伸びる鎖に連結されていた。
「全く…。いざって時の為に用意した物なんだからちゃんと使いなさいよね…『渚』。」
瞳から紅い光を放つ伊川はそのまま鎌を振り回す。
『よっ。』
『ほっ。』
闇桃太郎とおばあさんは跳びすさりこちらをみている。
「伊川…。」
「何?この状況でダラダラ話してる時間はないからさっさと話して。」
「お前目が…。」
「『凪』。」
「え?」
「この言葉に聞き覚えは?」
そういえばと未来は思い出す。
確か水人がそんなことを言ってた気が…。
「私は『凪』。戦いが嫌いな『渚』から生まれた人格よ。元々『ハンター』になってた時に私が出てきてたんだけど…。」
あんたが『ハンター』じゃなくしてくれたからウチは消えたはずだったと伊川は続ける。
「で、でもお前…『凪』も目が紅くなったりはしなかったはずだけど…。」
「今のウチは『凪』だけど『凪』じゃないから。」
「…は?」
未来が混乱しているといつの間にか凪のスキル一覧が表示されていた。
その一つを指差し凪は言う。
ミラーインキラー
「『鏡の中の虐殺者』。これでウチは『渚』と入れ替わった。」
「『鏡の中の虐殺者』…。」
「そう。…さて無駄話はお終い。」
そう言って凪は足から伸びる鎖をしまい鎌を両手に構えた。
「…きなよ。桃と老婆。」
『虐殺者』は不敵に言い放ち…笑った。
『なんじゃ!?』
明らかに異質な伊川の様子にしかし一度放ったスキルは止まらずその威力を発揮した。
…したのだが
『くっ…。やってくれるね…。』
伊川の両手には赤い光を放つ鎌が二つ。
その鎌は足首から伸びる鎖に連結されていた。
「全く…。いざって時の為に用意した物なんだからちゃんと使いなさいよね…『渚』。」
瞳から紅い光を放つ伊川はそのまま鎌を振り回す。
『よっ。』
『ほっ。』
闇桃太郎とおばあさんは跳びすさりこちらをみている。
「伊川…。」
「何?この状況でダラダラ話してる時間はないからさっさと話して。」
「お前目が…。」
「『凪』。」
「え?」
「この言葉に聞き覚えは?」
そういえばと未来は思い出す。
確か水人がそんなことを言ってた気が…。
「私は『凪』。戦いが嫌いな『渚』から生まれた人格よ。元々『ハンター』になってた時に私が出てきてたんだけど…。」
あんたが『ハンター』じゃなくしてくれたからウチは消えたはずだったと伊川は続ける。
「で、でもお前…『凪』も目が紅くなったりはしなかったはずだけど…。」
「今のウチは『凪』だけど『凪』じゃないから。」
「…は?」
未来が混乱しているといつの間にか凪のスキル一覧が表示されていた。
その一つを指差し凪は言う。
ミラーインキラー
「『鏡の中の虐殺者』。これでウチは『渚』と入れ替わった。」
「『鏡の中の虐殺者』…。」
「そう。…さて無駄話はお終い。」
そう言って凪は足から伸びる鎖をしまい鎌を両手に構えた。
「…きなよ。桃と老婆。」
『虐殺者』は不敵に言い放ち…笑った。