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サイレントワールド

第5章 BOSS

翔がヴァルキリーに斬りかかる。
その間に未来は右龍は左に移動し隙をみつけるごとに早く鋭く攻撃を加える。
「グウッ…。」
周りから加えられる攻撃にヴァルキリーが少し怯む。
だが、
「くっ!」
ヴァルキリーの正面から攻撃をしている翔もダメージを受けている。
このままじゃ翔が保たないと判断した未来はヴァルキリーと翔の間が少し開いた瞬間に割り込んだ。
「翔!交代だ!」
そう叫ぶと目の前の剣に集中する。
「グルァッ!」
ギィンッ
という派手な音を響かせながら未来とヴァルキリーは切り結ぶ。
一撃受け止めるごとに左上のゲージが削れていくがそれを無視して剣をふるい続ける。
やがて周りの景色がぼやけ始めた。
高速で迫ってくるはずの剣が全て見える。
口元に微笑を浮かべながら全てに反応し叩き落とす。
未来は笑っていた。
その事がヴァルキリーを焦らせ動きを鈍らせる。
そこで
「未来!交代だ!」
龍が割り込んできた。
まだ戦っていたかったがふとゲージを見ると残り3割ほどしかなかった。
あのまま続けていたらヤバかったな…。
などと考えつつ未来はヴァルキリーの左に移動して剣を突き出した。

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