サイレントワールド
第2章 CHANG THE WORLD
そこには中肉中背で汚いボロ布をまとった緑色の肌をしたモンスターがいた。
…というかどこからどう見ても
(…ゴブリン?)
RPGなどではお馴染みのモンスターがいた。
正直雑魚キャラで出てきても3秒で瞬殺できるモンスターだ。
だが問題はその雑魚キャラが目の前にいるという事だ。
未来も相当混乱していて
(え?何この状況。ゴブリンって現実にいるものなの?)
もちろんゴブリンが現実世界に生息していたなんていうニュースはやっていなかったし、下校時の高校生の前に現れるなんていう事は普通に考えたら有り得ない事だ。
だが、実際にゴブリンは未来の目の前にいる。
(どうなってるんだ?)
未来がうんうん考えているとゴブリンが口を開き始めた。
どうやら何か言おうとしているようだ。それを見て未来も我にかえって
(と、とにかくこのゴブリンをどうにかしないと…。俺に話かけようとしているみたいだし聞いてみよう。)
ゴブリンが日本語を話せるのか。それ以前に言葉を話せるのかなどという事は頭から抜け落ちていたが幸運にもゴブリンは未来にわかるような言葉で話始めた。「…キる…斬る…斬る…。」
(ちくしょう!話が通じる相手じゃない!)
読唇術でそれを読みとった未来は逃げ出そうと背中をゴブリンにむけようとする。
すると、
「kill!」
それを合図にしたようにゴブリンが刀を手に襲いかかってきた。
…というかどこからどう見ても
(…ゴブリン?)
RPGなどではお馴染みのモンスターがいた。
正直雑魚キャラで出てきても3秒で瞬殺できるモンスターだ。
だが問題はその雑魚キャラが目の前にいるという事だ。
未来も相当混乱していて
(え?何この状況。ゴブリンって現実にいるものなの?)
もちろんゴブリンが現実世界に生息していたなんていうニュースはやっていなかったし、下校時の高校生の前に現れるなんていう事は普通に考えたら有り得ない事だ。
だが、実際にゴブリンは未来の目の前にいる。
(どうなってるんだ?)
未来がうんうん考えているとゴブリンが口を開き始めた。
どうやら何か言おうとしているようだ。それを見て未来も我にかえって
(と、とにかくこのゴブリンをどうにかしないと…。俺に話かけようとしているみたいだし聞いてみよう。)
ゴブリンが日本語を話せるのか。それ以前に言葉を話せるのかなどという事は頭から抜け落ちていたが幸運にもゴブリンは未来にわかるような言葉で話始めた。「…キる…斬る…斬る…。」
(ちくしょう!話が通じる相手じゃない!)
読唇術でそれを読みとった未来は逃げ出そうと背中をゴブリンにむけようとする。
すると、
「kill!」
それを合図にしたようにゴブリンが刀を手に襲いかかってきた。