サイレントワールド
第12章 FUTURE MEMORY
『ん?』
ヒュンッと音をたてて未来の剣が水人に迫る。
それを見た水人は左手で宙を二回叩き操作を開始した。
直後
『invineible cancellation』
の文字が浮かび上がる。
『無敵解除。これで俺にダメージを与えることが出来る。…まあ攻撃を当てることが出来ればの話だがな。』
もう未来の剣は水人の目の前に迫っている。
(当たる…!!)
未来が確信したその時。
銀色の光が煌めいた。
その光は真っ直ぐに未来の握る剣を目指しいとも簡単に弾き返した。
「なっ…!?」
ビリビリと手に走る衝撃で剣を落としてしまいそうになるが必死にこらえる。
『普通よりは速いが…まだまだだな。』
そう言った水人の手にはいつの間にか武器が握られていた。
先が三つに別れた槍のようなものがそこにあった。
『十二神『ヘパイストス』が創った三叉の槍『トリアイナ』…。まあ神話でも創ったかどうかは知らないがな。』
見た目だけでもかなり重量のありそうなそれを水人は片手でヒュンヒュンと振り回し未来に先端を向けた。
「…。」
未来は無言で剣を構え直す。
「今川君待って!」
「下がってろ。」
短く言い放ち未来は水人に突っ込んでいく。
「ッ!」
ギンッと二つの銀色の光が交錯する。
未来は目に追えないほどのスピードで剣を打ち付けるが水人はそれを超える反射と予測で剣を正確に打ち返していく。
すると突如剣と槍が交錯する音が消える。
ギリギリと押し合うような体勢で二人は鍔迫り合いをしていた。
「あんた…伊川の親なんだろ?」
『そうだが?』
「なんで家族を捕まえたりなんかしたんだ!」
『計画のためだ。』
「あんたらがいう計画がどんなもんかなんて聞く気はない。…けど。」
未来の目に怒気がこもる。
「それは人を悲しませたり苦しませたりまでしてやるような大層なものなのかよ!?」
未来の懸命な言葉。
だが
『ああ…。そうだな。』
水人はいとも簡単に肯定する。
自分はいや自分たちは正しいと。
『…お前が知るようなことでは無い。』
カチャリと槍を軽く動かし未来を吹き飛ばす。
『それより俺がここでやるべきことをやるとしよう。』
ヒュンッと音をたてて未来の剣が水人に迫る。
それを見た水人は左手で宙を二回叩き操作を開始した。
直後
『invineible cancellation』
の文字が浮かび上がる。
『無敵解除。これで俺にダメージを与えることが出来る。…まあ攻撃を当てることが出来ればの話だがな。』
もう未来の剣は水人の目の前に迫っている。
(当たる…!!)
未来が確信したその時。
銀色の光が煌めいた。
その光は真っ直ぐに未来の握る剣を目指しいとも簡単に弾き返した。
「なっ…!?」
ビリビリと手に走る衝撃で剣を落としてしまいそうになるが必死にこらえる。
『普通よりは速いが…まだまだだな。』
そう言った水人の手にはいつの間にか武器が握られていた。
先が三つに別れた槍のようなものがそこにあった。
『十二神『ヘパイストス』が創った三叉の槍『トリアイナ』…。まあ神話でも創ったかどうかは知らないがな。』
見た目だけでもかなり重量のありそうなそれを水人は片手でヒュンヒュンと振り回し未来に先端を向けた。
「…。」
未来は無言で剣を構え直す。
「今川君待って!」
「下がってろ。」
短く言い放ち未来は水人に突っ込んでいく。
「ッ!」
ギンッと二つの銀色の光が交錯する。
未来は目に追えないほどのスピードで剣を打ち付けるが水人はそれを超える反射と予測で剣を正確に打ち返していく。
すると突如剣と槍が交錯する音が消える。
ギリギリと押し合うような体勢で二人は鍔迫り合いをしていた。
「あんた…伊川の親なんだろ?」
『そうだが?』
「なんで家族を捕まえたりなんかしたんだ!」
『計画のためだ。』
「あんたらがいう計画がどんなもんかなんて聞く気はない。…けど。」
未来の目に怒気がこもる。
「それは人を悲しませたり苦しませたりまでしてやるような大層なものなのかよ!?」
未来の懸命な言葉。
だが
『ああ…。そうだな。』
水人はいとも簡単に肯定する。
自分はいや自分たちは正しいと。
『…お前が知るようなことでは無い。』
カチャリと槍を軽く動かし未来を吹き飛ばす。
『それより俺がここでやるべきことをやるとしよう。』