Gentle rain
第5章 初めての夜
彼女に気づかれないように、そっとベッドから降りようとした時だった。
「待って……」
小さく丸まった彼女から、手が伸びてきた。
「行かないで……」
思いがけない彼女の言葉に、小さく丸まった彼女を、正面に向かせた。
白い頬が赤く染まっている。
「美雨ちゃん?」
「ご、ごめんなさい。」
そう言った彼女の目に、涙が溜まっていた。
「私、こんな時、どうしたらいいのか、わからなくてっ!」
心なしか美雨ちゃんの体が、小刻みに震えているような気がした。
「どうしたらいいのかって、嫌なら嫌だって、」
「嫌じゃないの……」
頭が真っ白になる。
「嫌じゃないの。階堂さんに抱かれるの、嫌じゃないんです。」
ああ、何なんだよ!
俺は彼女の体を、息が止まる程強く抱きしめた。
「もう、止められないけれど覚悟はいい?」
俺の腕の中で、彼女がコクンと頷く。
そこからは無我夢中だった。
「待って……」
小さく丸まった彼女から、手が伸びてきた。
「行かないで……」
思いがけない彼女の言葉に、小さく丸まった彼女を、正面に向かせた。
白い頬が赤く染まっている。
「美雨ちゃん?」
「ご、ごめんなさい。」
そう言った彼女の目に、涙が溜まっていた。
「私、こんな時、どうしたらいいのか、わからなくてっ!」
心なしか美雨ちゃんの体が、小刻みに震えているような気がした。
「どうしたらいいのかって、嫌なら嫌だって、」
「嫌じゃないの……」
頭が真っ白になる。
「嫌じゃないの。階堂さんに抱かれるの、嫌じゃないんです。」
ああ、何なんだよ!
俺は彼女の体を、息が止まる程強く抱きしめた。
「もう、止められないけれど覚悟はいい?」
俺の腕の中で、彼女がコクンと頷く。
そこからは無我夢中だった。