テキストサイズ

Gentle rain

第7章 心と体

「なあ、美雨。」

「なあに?」

「美雨と一つになりたい。」

戸惑うように、美雨は小さく微笑んだ。

「ここで?」

「うん。」

「ここ、リビングだよ?」


そうだ。わかっている。

「ベッドまで待てないんだ。」

欲求に任せて、美雨の首筋にキスをしていく。

抵抗するでもなく、美雨はソファへと、自分の身体を寄せていく。

美雨の服を一枚一枚はがしていって、終いには自分の服を、一度に脱ぎ捨てた。

彼女の体が、俺の指に合わせて、ピクンピクンと動きだす。

美雨の声は、こっちまで溶けてしまいそうになるくらい甘い。


「愛してる、美雨。」

「私も……敦弥さん。」

その言葉がウソではない事を確かめるように、俺達は一つに繋がった。

「ああ、美雨……」

そのまま息もできないくらいに、ぎゅっと美雨を抱きしめた。

「このままでいい。このままずっと、美雨と繋がっていたい。」

「えっ?」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ