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同じ空の下で

第17章 もう一度

決心してから穏やかだった心

背負っていた荷物がものすごく軽くなって…

ううん、背負っていた物がなくなったように感じて


その頃の私は

多分回りから見ても

安定していたし、落ち着いて生活出来ているように見えたと思う

退職することは、近い人たちは知っていたけど

実際、その人たちにも

次の良い職場に転職する…くらいに思ってもらえていた



誰にも気付かれずに


うまくいく


自分ではそう思っていた







でも


私の『何か』に気付いていた先輩






次の日

不安を抱きながら呼ばれるまま彼の元を訪れたことが


また私が生きていく事への

道筋となっていった




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