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学校のワイダン

第39章 ドキドキ、謎の授業

まあ、保健体育で教えてくれる前に中1コースという雑誌の思春期お悩み相談コーナーで知ってしまっているんだけどね。
思春期のお悩みはやはり恋のことや性のことが殆どだから・・

ボクは、それが何物であるのかを知らないままにオナニーという行為を覚えてしまったので、中1コースでオナニーや射精について知るまでの2年近くも自分はおかしいとかおかしなことをしているとか悩み続けることになった。

それでも快感を覚えてしまったので、まるで中毒のようにおかしなことをやめることはできなかった。

そういうことを考えると女子に比べて男子の扱いは雑過ぎると思う。
男子にだってきちんと性教育をしてくれればボクが2年近くも悩み続けることはなかったし、他にも同じように悩んでた男子は多かったと思う。

中1コースの思春期お悩み相談にもエッチなことを考えるとおちんちんが硬くなって擦るとヘンな液が出るので病気ではないかというボクと同じような相談もあったしね。

昭和の子供は今と違って性知識とかが乏しいんですよ。

だから女子にだけ特別に性教育をするのはそれこそ男女差別だと思う。
男子だっておちんちんのことでいっぱい悩んでるんだから。

そして、秘密の授業の後で泣いていた女子は、ボクが思うに生理がきたり、大人の女性になったり、やがてはセックスをして子供を作るという現実を受け入れられなくて泣いていたのだろう。

いきなり生理や妊娠の話を聞いて驚いたのだろう。

ああっ、今の知識を持ってあの時のボクに戻って泣いていた女子を優しく抱きしめてあげたい・・

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