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学校のワイダン

第40章 ボクのおちんちん

ちょっと素朴な疑問だけど、女のコもクリトリスや乳首がギンギンに勃つと痛いのかな?
男は乳首勃っても痛くないけど、女のコの乳首はそれこそ取れちゃいそうなぐらい大きいからな・・。

段々とおちんちんが硬くなって痛いのはエロ本を見たりしないように神様が罰を与えているのだと思うようになった。

三蔵法師が暴れ者の悟空が暴れたりしないように頭に輪っかをつけて、暴れたら輪っかが締まって頭が超痛くなって苦しむように、エッチな男にはエッチなことをしないようにおちんちんに戒めがかけられているのかなと考えたのだ。

だからエロ本なんて見ない方がいい、見てはいけないと思いつつエロ本を見るのはやめられなかった。

スゴくおちんちんが痛くなることが分かってもやめられないのだ。男にとってエロとは、女体とはそういうものなのだ。

ある時、秘密基地で一緒にエロ本を見ていた友達が打ち明けた。

「なあ、エロ本を見てるとおちんちんが何か大きくなるっていうか硬くならないか?」

ボクは嬉しくなった。こんなおかしなことが起こっているのは自分だけじゃない。自分だけがおかしな生き物ではない。

「お前もか」
と言いながらボクは前屈みになる。ギンギンに硬くなったおちんちんが痛い。

「やっぱり、おちんちんが大きくなると痛いよな」と友達も前屈みになる。

ボクはエッチな男には悟空の頭の輪っかみたいな戒めがおちんちんにかけられているのではないかと友達に言ってみた。

友達は頭を抱えながら、そうかも知れない、小学生になる前からエロ本なんて見ていて最低のエロガキだ、今までは神様も容赦してくれていたのかも知れないが、いよいよ見過ごせなくなって珍棒に戒めをかけたのかも知れないと納得した。

ボクたちは痛みに耐えて前屈みになりながらヌード写真を見る。
罰が当たっても、痛くてもエロ本を見るのはやめられないと語り合う。

「まったく困った如意棒だぜ」とボクが言ったら友達も苦笑いしていた。

珍棒のことを如意棒と言ったのはなかなか的確な表現だったかも知れない。ココはおしっこをするトコでもあるんだから・・尿意棒、なんちゃって(笑)

こんな思いをしてまでエロ本を見ているのにボクたちはまだ勃起という言葉すら知らなかった。

ある時見ていたエロ本のヌードグラビアに、脱いじゃった、キミはボッキンしてるでしょみたいなコメントが書いてあった。

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