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人間型ロボット

第3章 エラーガ発生シマシタ

和「...いつ」
雅「ん..?」
和「いつまで一緒にいれんの」
雅「日が昇るまではいられると思う」
和「それじゃあさ...はいっ!」

涙をぬぐい戸棚から目薬を持ってきてまさきに渡す

雅「目乾いてないけど ..」
和「そうじゃなくて眠気覚し!今日は朝まで喋り明かすから覚悟しててよね」

って何も変わらない
なら残りの時間を楽しく過ごしたいんだ

今にも崩れそうな笑顔を雅紀に向ける
雅紀も同じように笑えば

雅「和こそ油断すんなよー?俺は夜型だから平気だけど和はどうかなー」

和「よく言うよ!この前疲れたとか言って10時に寝たじゃん、本読んでただけなのにねー?笑」

雅「それ禁句!でもこの前和だってさー.....」



ド深夜2人の笑い声が響く
別れの事は二人とも発さず
今をただ楽しんだ

それは雅紀と暮らしてきた時間の中で一番の幸福だったと思う

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