
人間型ロボット
第3章 エラーガ発生シマシタ
チュンチュン
鳥のさえずりで目を覚ます
微かに瞳を開けるとどうやら床で寝てしまったようだ
机にはビールやらゲーム機やらが無造作に置かれてある
和「雅紀〜、今日講義あるっけ〜」
「... あれ?雅紀?」
辺りを見渡しても雅紀の姿はない
記憶を巡らす
そうだ、雅紀は日が昇ったらきえて
だから朝まで話そうって言ってたんだ
でも俺寝ちゃって
って事は...
時刻を見ると10時を回ろうとしてる
嘘、だろ.. !
和「雅紀 ?! どこいんの、返事しろよ! 」
無我夢中で部屋中を探し
いないと分かれば外を駆けずり回った
雅紀 、雅紀 、雅紀 ... !
いくら泥まみれになっても
靴底が減るくらい
ただただ探し続けた
心の中ではわかってる
もう雅紀はここにはいない
でも認めたくなくて会いたくて触れたくて笑い会いたくて
決して夢では終わらせたくなかったんだ
なのに神様は意地悪だ
どこを探しても雅紀が見つかる事はなかった
気付けばあの時の公園にやってきていた
ここにも .. いないか
あー、やっばい
ぶっ倒れそう
水分も食事も取らないまま何時間も走り回ったせいで体は悲鳴をあげている
バタッ ...
そして倒れてしまった
おかしいな、雅紀と出会う前の俺に戻っただけなのにどうしてこんな辛いんだろう
動かない体のなか涙だけは溢れてく
また涙腺ぶっ壊れてるや
声にならない笑いをだしその姿はまるで抜け殻のようだった
?「... にの ?」
だれかが俺の名前を呼ぶ声が聞こえる
もしかして雅紀かな
掠れた声でぼやけた視界で呼び続ける
和「雅紀 っ.. 雅紀 っ .... 」
翔「俺だよ! にの!しっかりしろ!」
翔ちゃんは俺をおぶって走り出す
なーんだ翔ちゃんか
また笑って見せるけどやっぱり辛さは隠せなくて翔ちゃんの背中で泣いてしまう
お願いだから、ロボットでもサイボーグでもなんでもいいから .. 雅紀を返して
いつの間にか俺は意識を失っていた
鳥のさえずりで目を覚ます
微かに瞳を開けるとどうやら床で寝てしまったようだ
机にはビールやらゲーム機やらが無造作に置かれてある
和「雅紀〜、今日講義あるっけ〜」
「... あれ?雅紀?」
辺りを見渡しても雅紀の姿はない
記憶を巡らす
そうだ、雅紀は日が昇ったらきえて
だから朝まで話そうって言ってたんだ
でも俺寝ちゃって
って事は...
時刻を見ると10時を回ろうとしてる
嘘、だろ.. !
和「雅紀 ?! どこいんの、返事しろよ! 」
無我夢中で部屋中を探し
いないと分かれば外を駆けずり回った
雅紀 、雅紀 、雅紀 ... !
いくら泥まみれになっても
靴底が減るくらい
ただただ探し続けた
心の中ではわかってる
もう雅紀はここにはいない
でも認めたくなくて会いたくて触れたくて笑い会いたくて
決して夢では終わらせたくなかったんだ
なのに神様は意地悪だ
どこを探しても雅紀が見つかる事はなかった
気付けばあの時の公園にやってきていた
ここにも .. いないか
あー、やっばい
ぶっ倒れそう
水分も食事も取らないまま何時間も走り回ったせいで体は悲鳴をあげている
バタッ ...
そして倒れてしまった
おかしいな、雅紀と出会う前の俺に戻っただけなのにどうしてこんな辛いんだろう
動かない体のなか涙だけは溢れてく
また涙腺ぶっ壊れてるや
声にならない笑いをだしその姿はまるで抜け殻のようだった
?「... にの ?」
だれかが俺の名前を呼ぶ声が聞こえる
もしかして雅紀かな
掠れた声でぼやけた視界で呼び続ける
和「雅紀 っ.. 雅紀 っ .... 」
翔「俺だよ! にの!しっかりしろ!」
翔ちゃんは俺をおぶって走り出す
なーんだ翔ちゃんか
また笑って見せるけどやっぱり辛さは隠せなくて翔ちゃんの背中で泣いてしまう
お願いだから、ロボットでもサイボーグでもなんでもいいから .. 雅紀を返して
いつの間にか俺は意識を失っていた
