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人間型ロボット

第6章 記憶ノ復元ガ完了シマシタ

ドアの閉まる音が聞こえた後置き手紙をみて呟く


____

全て思い出しました
もう一緒にはいられない
今までありがとう
____


和「雅紀は変わらないね。だいっきらい、」

そう呟く目には涙が浮かんでいた






行くあてなんてなく深夜のネオン街をただおもむろに歩き続ける

雅「あー腹減った」

そういや飯食ってなかったんだっけ
食べときゃよかった

会社だって居候が前提だから金なんてくれなかったし
もういいや寝ちゃお
真夏の夜にベンチに座って眠りにつこうとする

あ、もう寝れそう、、

バチッ

雅「いってえ!」
?「あ、ごめんごめん蚊がいたから 笑」

人の肌引張たいといてなんだよ
文句の一つ言ってやろうと顔をあげると

雅「あなたねえ、、って松本さん?!」
潤「おっひさ〜♪」

ヒョウ柄の上着にピッカピカの革靴、それにサングラス

相変わらず凄い格好

この人は俺を製作した張本人
30代前半という若さで次期社長候補の有力者
なのにこの見た目はもったいない、、

潤「まさぴょんどうしたの担当者見当たらないけど夜遊び〜?」

雅「まさぴょんって、、えーっとですね、その、、」

言えない言えるわけがない
家出しましたなんて絶対に言えない
どう切り抜けよう

雅「あ!そうそう!ちょっと買い物にね行った帰りなんですよ!」

潤「こんな時間に?買い物したような荷物はないけど。その代わりにに大きなカバンはあるみたいだけど」

どうして〜?とにんまり笑う松本さん
クイッとあげたサングラスの下の瞳は笑ったようで笑ってない

完全バレてる!どうしよ、

潤「まあいいや。俺んち来なよ。ここから近い超ビッグなマンションほれほれ」

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