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人間型ロボット

第7章 感情ノデータヲ追加シマシタ

和side


雅紀さんが居なくなって3日が経った
不思議にも涙はこぼれなかった

もうあの頃の俺じゃない
今隣には翔ちゃんがいる
とっても大切な存在が

翔「和、ウサちゃんのリンゴ作ってみた」
和「しいていうならダンゴムシに似てますね」
翔「ちょ、和 それ食う気無くすだろ!笑」

和「はいはい、夕飯の後で食べましょ。今日はシチュー作ろっかな〜。翔ちゃんも買い出しくる?」

翔「悪いけど一人で行って、俺ちょっと野暮用〜」
和「分かった、そのリンゴの皮片付けといてね?笑」
翔「おう、任せとけ!」

財布だけを持ってスーパーに向かう
でも今日はいつものスーパーは辞めて
少し歩くけど違うところに行く

今日はポイント5倍デー&シチューの素が糞安いらしいからね

俺としては逃せないよ

沢山のカップルを掻き分けてスーパーに着きお目当てのシチューの素購入

和「少し暗くなってきたな。急がないと」

そう思った矢先道を塞ぐ女二人組
『 キャーあの人かっこいい !』

無駄にケバい女達が馬鹿デカイ声で叫ぶ

そんなにかよと思い女の目線を辿ると

和「ああ、そういうことね。」

俺は冷静にそう呟いた
男二人で手を繋ぎなんか笑いあってる

雅紀さんと、、誰だろ
よく考えればここはラブホテルが多く立ち並ぶ街

色々と察しがつく
「あんたこそお幸せにね」

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