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今思えばその時の俺は死んだような目をしてたのかな

翔ちゃんの家に合鍵を使って入る
リビングに入ると

翔「和、ハッピーバースデイ！！」

パーンッとクラッカーの音がなり
たくさん飾り付けられた部屋に机の上には二人じゃ到底食べきれないであろう翔ちゃんの手作りケーキ

翔「仕事の関係で2ヶ月くらい遅れて今日になったけどやっぱり祝いたくてさ！」

眩しいくらいの笑顔を俺に向ける

和「これいつの間に作ってたの、、？」
翔「教えねえよ秘密！」

いちごが敷き詰められた少しカタチがいびつなケーキ

色んな感情が混ざって涙が溢れた
この時俺はなんで泣いたのか自分自身が分からなかった

そんな俺に動揺しつつもぎこちなく抱き締めてくれる

翔「泣くくらい喜んでくれた？笑 」
和「うっさい馬鹿、」

其の後の俺たちはというと笑いあった
とても楽しい翔ちゃんとの恋人生活

それでも何か心に穴が空いてるようで

和「ちょっとジュースとってくるね」
翔「和、待って。」
和「ん？」

翔ちゃんに手招きされて隣に座る


翔「なあ和、俺のここにキスしてみて」