ラブロマンスはあなたと☆
第3章 二人の想い
ホテルの部屋に入ったとたん、恭也は私を強く抱きしめてきた。
「ずっと…こうしたかった」
「私だって」
もつれるようにベッドへなだれ込む二人。
恭也は私の髪を優しく撫でると、キスをしてきた。
チュッ…
「んっ…ん…ぁ…」
恭也の熱い舌と私の舌が絡まると、体中の力が抜けてしまいそう…。
そして恭也は、私の服を、一枚ずつ器用に脱がしていく。
思わず私は声を上げた。
「恭也待って!優しくして?私何もかも初めてで怖い…」
恭也は一瞬手を止め、私の目をじっと見つめて言った。
「わかったよ。まゆはじっとしてればいいから」
私は恭也の巧みな愛撫に声を漏らし、ただ身を任せ続けた。
幸せだった。
今この時だけは。
このまま時が止まってと、願う。
恭也
私達、もっと早く想いを打ち明けていたら
良かったのにね……。