ラブロマンスはあなたと☆
第4章 再び
店内は勤め帰りのサラリーマンや学生、女子会のグループなどでガヤガヤしていた。
私はこういう雰囲気は初めてだった。
でも皆さん楽しそう…。
「あちらの席の方々です」
「ありがとうございます」
店員さんはにこやかに戻って行った。
見ると奥の壁際のテーブル席に、背中を向けて座っている4人の男性がいた。
ミズキが正面に回って声をかけると
「あっ、どうも!お待ちしてましたー」
細谷さんらしき人が答え、彼らがこちらに振り返った。
だが…
「えっ」
その中の一人に、私の目は釘付けとなった。
だって
どうしているの?
恭也がそこに……。