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ラブロマンスはあなたと☆

第1章 プロローグ


私は教室の中で友達と話している恭也を見つけ、目が合うと手を振った。


すると恭也も笑って私に手を振り返してくれた。


「ちょっとまゆ、櫻井先輩とどういう関係なの?」


友達はすごく驚いていたっけ。

「…」

私は切なかった。
好きになってはいけない人だった。

だって恭也のお父さんと、私のお母さんは兄妹だから。
私達はいとこ同士だから。


好きになるなんて、あっちゃいけないんだ……。

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