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第11章 Side Junnosuke 2

急いで上ピーが柱の影に隠れる。

俺も反対側にある柱に隠れる。

「マジでミツ遅すぎ!宮田に言われた時間からどんだけ過ぎてると思ってんの?」

「ごめんって言ってるじゃん!こっちも想定外のことがあって・・」

「さっきからその想定外って何なの?」

「だから、急に人がドタバタ倒れていって、俺もそのあと記憶がないんだよ!」

すっごい口論してる。

でも確実に近づいてくる。

「机の下に隠れたとこまでは覚えてるんだけど、その後タマが連絡するまで記憶がないんだよ。」

「俺、ミツが出るまでに5回は連絡してるからね?」

どうやらカメの仕業っぽい。

人がドタバタ倒れるって、カメの力以外に何かある?

うん。これはカメの仕業だ。

おかげであれだけの盗品も運び出すことができたんだし、カメに感謝だな。

でも問題は片方の人がカメの力を見てしまっているってこと。

幸い顔までは確認してないっぽいけど。

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