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これ以上実らないで

第5章 デート




「え…//」




抱きしめられた私は完全に
大翔さんの腕の中にすっぽり
埋まってしまった。






「ひ、大翔さん…?」







話しかけても何も反応されない。







どうしよう、心臓の音聞かれちゃう!!









「…心臓の音凄いね」






「うっ」




ほら、ばれたぁあああ!






「ふはっ色気ねぇ声」





そ、そんなこと言われましても!






こんな状況下は辛い。






でも凄い心地がいい。






手を繋ぐのなんかより








何倍もあたたかい。







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