
Do you believe me ?
第9章 番外編「夜は長い」
尤希の目から涙がぼろぼろとこぼれ出す
あぁ、だから最初家に入るとき不自然だったのか、、、
よっぽど怖かったのだろう、今でも俺の腕の中で震えている
「ごめん、気付いてあげられなくて」
尤希をギュッと抱きしめる
「あの義理父さんがここに来た時、、二年前の事を思い出して、怖くなった、もう、あんな思いしたくない、、、」
あんな思い、、、尤希のお兄さんのことだろう、、、
「辛かったな、怖かったな、ごめん、、」
背中をポンポンするが、尤希はまだ俺の胸に顔をうずめて泣いている
酒が抜けてきたのだろう、、
カシャッ
!?
「おい風兎!!珍しく空気読んでるなと思ったら何してんだよ!!!」
風兎は尤希と俺にスマホを向けていた
「俺尤希君の泣いてる顔大好物なんだけど」
「知らねぇよ!!」
すると、ムクリと尤希が顔を上げた
目にはまだ涙が滲んでいた
「俺、風呂入りたい、、」
かすれた声で尤希はそう言った
「分かった、、、着替え貸す」
コクンと尤希は頷いた
「先輩!一緒に入りましょうよ!!」
亥月が目を輝かせて言った

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