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ハル

第1章 誘拐

「先生……あつい、です。」
肌着一枚になった無防備な莉央はハルにすがりついた。
実は注射したものは、ハルに言われ榊が作った媚薬だったのだ。
「あつい?それは大変!」
わざとらしく驚き、どこからかはさみを取り出し躊躇いなく肌着を切った。
「莉央、気持ち良くなりたい?」
スーと、身体全体を触れるか触れないかの感覚でなぞったハルはときどきビクンとする莉央に満足気に口元を歪めた。
「は、はいっ……ンッ………」
「そう…………じゃあ先生の言うことをちゃんと聞いてね。」
莉央は媚薬の所為で熱く、じれったいのを取り払いたくてハルに懇願した。

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