沖田総悟受け短篇集
第1章 いつまでも…… (土沖)
俺は涙が止まらなかった。総悟が死んだあの日以来の涙だった。それは総悟に会えて嬉しかったからなのか、総悟に言われた事が悲しかったからなのかは分からない。ただ、涙が止まらなかった。
「俺はもう死んじまったんでアンタにはもう会えないし、話すことも触る事も出来やせん。でも、アンタをずっと見張ってまさぁ。もしまたアンタがウジウジしてるようなら呪ってあげまさぁ。」
「うっ……」
「それが嫌ならちゃんと仕事しなせぇ。しっかりと近藤さんを守りなせぇ。そして……俺の分まで生きてくだせぇ。今日はそれを伝えに来やした。」
「総悟……ありがとう……」
「お礼はアンタの笑顔でお願いしまさぁ」