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スキをちょうだい。

第6章 ボクダケガ


 かなでは、手を相手の腹へあてがって、強く押した。

 苦しさが一気にせりあがり、思わず、むせかえる航太。

 その隙をついて、かなでの舌が口内へと侵入してきた。

 否応なしに、舌を絡まされ、だ液が流れこむ。

 キスが終わり、恍惚とした表情を浮かべるかなでに、航太は唾を飛ばした。

 かなでは顔にかかったそれを指でぬぐい、クスクスと笑った。

「航太くんったら」

 首をゆるく振りながら、航太の下着に手をかけて、脱がせにかかる。

「そんなにボクを喜ばせたいの?」

 かなでは、反抗する航太を押さえながら、下着を脱がせると、唾液のついた指を彼の『ソレ』に思いっきり突っ込んだ。

「あぁっ!」

 痛みに悲鳴をあげる航太。

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