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月の蜜

第2章 お嬢様の我が儘

あまりの痛みに両手両足をばた付かせていると、アコは黒いアタッシュケースから注射器を取り出した。

「これで、動けなくなるよぉ? 

恐い?怖い?コワい?アハッ、コワいなんていう感情わからないから沢山教えてね。」

その瞬間女は逃げ出そうとしたが、長期間鎖につながれていたせいか、うまく走れず躓いた。

「ーーーぁっ!」

有無をいわさず女の体を返すと、腹にその太い注射針を刺した。



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