あなたを愛して。
第2章 どんな姿も愛しくて
何度も唇を重ねて、ようやく離した頃には、大野さんの目が涙目でトロンとしていた。
俺、どんだけ夢中になってたんだよ…。
和「あ…ごめん、大野さん…」
智「はぁ…はぁ…」
大野さんは息づかいを荒くしている。
和「俺、最低なことした…ごめん」
俺はなんてことしたんだろう。
今日告白するはずだったのに、なんで先に手がでるんだよ。
最低だ…。
俺が自分のしたことに後悔していると、
智「に、の…はぁ…はぁ…」
大野さんに声をかけられた。
和「はい…なんですか?」
智「もっかい……」
和「ぇ…?」
智「もっかいして…さっきの…」
和「なに、いってるんですか…?」
大野さんの言っていることが理解できなかった。
智「キス…して」
大野さんは顔を紅潮させながらへらっと笑った。
俺は胸が壊れてしまうほど大きな音が鳴ってる。
なにもできず固まっていると、
智「かず…早くっ」
と言いながら、目を閉じた。
和「もぅ、どうなっても知りませんから…っ」
俺は再び唇を重ねた。
ちゅ…
ちゅく…ちゅ、はぁ…ちゅ…
智「あっ…んん、きもち…い…」
和「あぁ…さ、とし…」
大野さんがおれを求めてきてる。
これは夢?
それなら覚めないでほしい。
一生続いてほしい。
和「智…もっと、口開けて」
智「熱い…か、ず…はぁはぁ…」
俺は智の口内を舌でかき回した後、唇を耳元に持って行った。
ようやく、言えるーー。
和「聞いてください、俺は、ずっとーー」
智「ふぇ…?」
和「あなたのことが好きです」
そしてまた唇を重ねた。
唇を重ねて離して、重ねて離して…。
和「はぁ…さとし…っ、好きです…」
智「んんっ、はぁ…あぁっんん」
和「大好きーー…」
どうか、夢が覚めないでほしいーーーー…
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