秘密のアルバイト
第11章 智とのデート
「バイトのシフト、深夜じゃないのにどうした?」
「深夜じゃないと、来ちゃ駄目か?」
「そんな事言ってないよ。
相変わらず、何か噛みついてくるな」
雅紀は黙ってテーブルの上に、バイト先で買ってきたであろう、弁当とサンドイッチを置いた。
「あっ、サンドイッチ食べてもいい?」
「いいよ・・・あのさぁかず、ちょっと聞きたい事があるんだけど・・・」
「何だよあらたまって・・・何?」
「かず、何で彼女つくらないの?
その・・・好きな人とか・・・いるの?」
サンドイッチを持つ手が止まった。
そしてまた、潤の顔が頭をよぎった。
「彼女は今は別に欲しくない。
好きな人も、いっ今は・・・いっいない」
「マジ?
もしかしてかずってさ・・・その・・・」
「何だよ・・・」
少しうつ向く雅紀の顔を、俺は覗き込んだ。
少し顔を赤くして目をそらす雅紀。
もう一度俺と目を合わせると、突然俺に抱きついてきた。
「何、どうしたんだよ」
「かず、俺に抱き付かれて・・・何ともない?」
「別に。
離れて・・・だから、何なの?」
ゆっくり俺から離れる雅紀。
何だか寂しそうな顔をしている。
「どうしたの?
何か言いたいことあるんじゃないのか?
俺が言うのも変だけど、何かくしてるの?」
「別に何も隠してないよ。
やっぱ俺、帰るわ。じゃあ、これ食べていいから」
「泊まってけばいいじゃん。
おいっ、雅紀!」
雅紀は帰って行った。
「変なやつだな・・・」
「深夜じゃないと、来ちゃ駄目か?」
「そんな事言ってないよ。
相変わらず、何か噛みついてくるな」
雅紀は黙ってテーブルの上に、バイト先で買ってきたであろう、弁当とサンドイッチを置いた。
「あっ、サンドイッチ食べてもいい?」
「いいよ・・・あのさぁかず、ちょっと聞きたい事があるんだけど・・・」
「何だよあらたまって・・・何?」
「かず、何で彼女つくらないの?
その・・・好きな人とか・・・いるの?」
サンドイッチを持つ手が止まった。
そしてまた、潤の顔が頭をよぎった。
「彼女は今は別に欲しくない。
好きな人も、いっ今は・・・いっいない」
「マジ?
もしかしてかずってさ・・・その・・・」
「何だよ・・・」
少しうつ向く雅紀の顔を、俺は覗き込んだ。
少し顔を赤くして目をそらす雅紀。
もう一度俺と目を合わせると、突然俺に抱きついてきた。
「何、どうしたんだよ」
「かず、俺に抱き付かれて・・・何ともない?」
「別に。
離れて・・・だから、何なの?」
ゆっくり俺から離れる雅紀。
何だか寂しそうな顔をしている。
「どうしたの?
何か言いたいことあるんじゃないのか?
俺が言うのも変だけど、何かくしてるの?」
「別に何も隠してないよ。
やっぱ俺、帰るわ。じゃあ、これ食べていいから」
「泊まってけばいいじゃん。
おいっ、雅紀!」
雅紀は帰って行った。
「変なやつだな・・・」