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秘密のアルバイト

第11章 智とのデート

遊園地に到着。

どこの遊園地か聞かされていなかった俺は驚いた。


「ここは・・・」


今日デートする遊園地は、大学合格祝いに、潤につれ連れてきてもらった遊園地。


「和也、ここ来たこと在るの?」

「はい、あります」

「もしかして彼女と?」

「違います。
えっと、友達と・・・その・・・」

「友達と、あと誰?何か妬けるなぁ」

「あっ、いやっ・・・その、友達です」


何で今俺、潤の事を隠したんだろう?


「まっいっか。過去の事にヤキモチやいても仕方ないよね。
今日1日、和也は俺のものだから、他の男を見たりしたら怒るからね」


他の男って・・・

平日だし、暑いし、人少ないし・・・

そんな心配ないけど。

って、何で俺今、言い訳みたいな事言ってるんだ?


まっ、遊園地だし、楽しみますか。

絶叫マシンやゲーセン、いろんなアトラクションを二人で楽しんだ。

ひとけのないところへ行くと、手を繋いだり、肩に手を回してきたり、恋人っぽく振る舞った。


「お腹すいたね。ご飯食べに行こうか」

「お腹すいたと思ったら、もうそんな時間ですか?
食べに行きましょうか」


レストランに向かう途中、智が耳元に近付いてきた。


「何ですか?」

「お腹はすいたけど、ご飯より、早く和也を食べたいよ」


めちゃくちゃ笑顔で、囁かれた。


「えっ・・・えっと・・・」


その言葉に焦る俺。


「やっぱ和也、可愛いんだけど」




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