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秘密のアルバイト

第11章 智とのデート

遊園地を後にする智と俺、そしてスタッフ。

帰り道・・・と言うか、ホテルに向かう車の中。
カメラが回っている訳でもないのに、智の手は俺の腰に回っている。


「あっ、あの智・・・撮影している訳じゃないのに、こんな事していたらまずくないですか?」

「大丈夫!
この後の撮影のために、気持ちを盛り上げているんだって思ってるよ」

「そう・・・ですか・・・」


何故か小声で話した。

腰に回っている智の手は、スタッフにわからないように、俺の体を触りだした。

そっと服の中に手を入れ、腰や脇腹をなで、胸に到達した。

思わず俺は、体をビクンッ!とさせてしまった。

空いてる手は太ももを優しく撫でる。
内側を撫で、ときどき指が俺に当たる。

正直俺は、今すぐ立ち上がれない状態になってしまっている。


「んっ・・・」

「声出したらバレちゃうよ。
我慢、我慢。寝たフリでもしていて」


言われる通りに下を向き、寝たフリした。

寝たフリしていても、色々触られたら敏感な俺は、感じてしまう。


「・・・うんっ・・・うんっ」

「ふふふ・・・」


寝たフリをしているのをいい事に、俺の体を触りまくる。


「さぁ、二人とも着いたよ。
あれっ、二宮君寝ちゃった?起きてよ二宮君。
大野君、起こしてあげて」

「和也、起きて」

「あっ、はい・・・」


どうしよう・・・車を降りられない。

全然おさまって・・・ないよ。


先に降りた智。


「俺の後ろにいれば大丈夫」


俺は智の後ろに隠れるようにして歩いた。

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