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秘密のアルバイト

第13章 告白

食事も終わり、潤はビールを、俺はコーヒーを飲みながら、しばらく楽しく話をした。

いい時間になり、俺は帰る仕度をし始めた。


「かず・・・どうしたの?」

「もう遅いし、俺そろそろ帰ります。
久し振りに色々話せてたのしかったです」


自分の使ったカップを片付けようすると、その腕を掴まれた。


「かず、今日は帰さないよ・・・」

「そんな・・・んっ!」


引き寄せられ、キスをした。

全身の力が、一瞬にして抜けてしまった。


「かず、今日は泊まっていってね」

「うん・・・」


ここにお泊まりするのは、俺で何人目なんだろう?


「と言う事で、お風呂に入ろう!」

「帰るつもりだったから、俺何も用意してないんですけど」

「俺はそのつもりだったから、全部用意しておいたよ。
先入って・・・着替えは出しておくから」

「はい・・・」


俺は潤の言う通り、先にお風呂に入った。

俺ん家より広いお風呂。

肩までお湯に浸かった。


「はぁ・・・気持ちいい」


目を閉じてお湯に浸かっていると、潤が入ってきた。

伸ばしていた足を曲げ、俺はお湯の中で体操座りをして、背中を向けた。


「かず、こっち向いて。
初めてじゃないし、恥ずかしがる事ないでしょ」


そう言いながら、洗うように背中を撫で始めた。


「うんっ・・・」


体をビクビクさせながら、必死で声を抑えた。


肩から腕、腕から脇、脇からわき腹、そして乳首へと俺の敏感なところを、徐々に潤の手が移動していく。


「あっ・・・あんっ!」


こらえきれない声が俺の口から漏れてしまった。


「声、出ちゃったね」


意地悪な潤。

体が温まったからなのか、恥ずかしいからかのか、俺は顔を赤くした。


「さぁ、体も温まったし、そろそろ出ようか?」


何もしないんだ・・・残念。


・・・えっ?

残念って・・・何で?







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