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秘密のアルバイト

第3章 ファーストキス?

「なになに、表情堅いよ。
もしかして、緊張してきちゃった?」

「いや、別に・・・そう言う訳では・・・」

「ふふっ・・・キミ本当に可愛いね。
そう言えばキミ、下の名前なんて言うの?」

「和也です」

「和也か・・・
じゃあ、かずって呼んでもいいかな?」

「はいっ、いいです」

「俺も自己紹介してなかったね。
俺の名前は・・・」

「潤・・・って言うんですよね」

「あぁ、そうだけど・・・
俺、自己紹介したっけ?」

「この前、事務所から本が送られてきて、そこに書いてあったんです」

「本?
・・・あぁ、あれ見たんだ。
っで、どうだった?ドキドキした?」

「ドキドキと言うか、ビックリと言うか」


ドキドキしたどころか、し過ぎて自分でしちゃったよ。


「ふ~ん・・・
あらためて俺、松本潤って言うんだ。
大学2年、大学名は内緒。よろしくね」

「よろしくお願いします」

「勉強、俺でよかったら教えてあげるよ。
あっ、連絡先教えて」


俺の目をじっと見て話すお兄さん。
何だか吸い込まれそう。

連絡先を交換して、時間まで楽しく会話をした。
緊張が少しほぐれたような気がする。


「あっ、お待たせ。
なになに、撮影前から何か雰囲気いいね。
いいのが撮れそうだな」


揃ったところで、打ち合わせが始まった。

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