秘密のアルバイト
第17章 ごめんね
ピンポーン‼ピンポーン‼
「んっ・・・俺寝ちゃったんだ。
誰だよ・・・誰にも今は会いたくないんだよ」
気が付いたら外は暗くなっていた。
ピンポーン‼ピンポーン‼
「うるさいな、何度も何度も・・・」
さらに布団に潜っていた。
ガチャッ!・・・ドアの鍵が開いた。
「誰?」
息を潜めた。
急に部屋の中が明るくなった。
「かず・・・かず、いるの?」
雅紀の声だった。
足音が近付き、勢いよく布団をめくられた。
「かず、いるなら返事しろよ。
ずっと電話もLINEもしてるのに、どうして出てくれなかったんだよ。心配するだろ」
「はぁ・・・心配?
こんな事になったのは、誰のせいだと思ってんの?」
ゆっくりと体を起こした。
「かず、もしかしてご飯食べてないんじゃない?
何か凄くげっそりしちゃってる。
俺、何か作ってやるよ。何が食べたい?」
「いらない、食べる気になんないよ」
「かず・・・」
「説明しろよな、何でこんな事したのか」
「どこから話せばいい?」
「わかるように、始めからだよ」
「いつだったか、かずが図書室で勉強しているところに櫻井と行った日、かずが櫻井に初めて日・・・」
ベッドの縁に座り、少しうつ向いて話し出した。
「かずと別れたあと、櫻井にお前を自分のものにするんだって言われて、何か俺が守らなくちゃって思ったんだ」
あいつ、そんな事言ってたんだ・・・
「んっ・・・俺寝ちゃったんだ。
誰だよ・・・誰にも今は会いたくないんだよ」
気が付いたら外は暗くなっていた。
ピンポーン‼ピンポーン‼
「うるさいな、何度も何度も・・・」
さらに布団に潜っていた。
ガチャッ!・・・ドアの鍵が開いた。
「誰?」
息を潜めた。
急に部屋の中が明るくなった。
「かず・・・かず、いるの?」
雅紀の声だった。
足音が近付き、勢いよく布団をめくられた。
「かず、いるなら返事しろよ。
ずっと電話もLINEもしてるのに、どうして出てくれなかったんだよ。心配するだろ」
「はぁ・・・心配?
こんな事になったのは、誰のせいだと思ってんの?」
ゆっくりと体を起こした。
「かず、もしかしてご飯食べてないんじゃない?
何か凄くげっそりしちゃってる。
俺、何か作ってやるよ。何が食べたい?」
「いらない、食べる気になんないよ」
「かず・・・」
「説明しろよな、何でこんな事したのか」
「どこから話せばいい?」
「わかるように、始めからだよ」
「いつだったか、かずが図書室で勉強しているところに櫻井と行った日、かずが櫻井に初めて日・・・」
ベッドの縁に座り、少しうつ向いて話し出した。
「かずと別れたあと、櫻井にお前を自分のものにするんだって言われて、何か俺が守らなくちゃって思ったんだ」
あいつ、そんな事言ってたんだ・・・