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秘密のアルバイト

第3章 ファーストキス?

「ねぇ、かずは彼女いるの?」

「今はいないです」

「今はって事は、前はいたの?」

「1ヶ月くらい前に、別れました」

「別れたてホヤホヤじゃん。
何で別れたの?」

「電話がかかってきて、突然別れて欲しいって。
俺に男らしさを感じ無くなったって。
よく意味がわかりません」

「ふ~ん、男らしさね・・・なるほど。
でも、寂しくなっちゃったんじゃない」

「いやっ、寂しいとか悲しい、悔しいとか思わなかったです。
どちらかと言うと、気が楽になりました」


何俺はベラベラ話しているんだろう。
でも何か安心して、話せてしまう。

俺もお兄さんの事、もっと知りたい。


「お兄・・・潤は彼女いないんですか?
どんな人がタイプですか?
この仕事は、いつ頃からやってるんですか?
お休みの時は、何をしてるんですか?」

「おいおい、一気に質問されても・・・
じゃあまず、彼女はいない。もう2年位いないかな。
この仕事はかずと同じ、高3から。
休みは、買い物や友達と遊んでる。
好きなタイプは、かずみたいに、可愛い子」

「・・・えっ?!」


一瞬食事の手が止まった。
そんな俺の顔を見るお兄さん。
思わず目をそらしてしまった。


「焦ってるね。
そんなところも、可愛いよ」


食事を終わらせると、二人ならんでベットに座った。

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