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秘密のアルバイト

第24章 復帰1段

潤のお兄さん・・・いや、社長と呼ばないとね。

社長の車の中。


「二宮君、あのカメラマンに何か言われた?」

「えっ⁉別に・・・」

「本当?ならいいんだけど・・・」

「あの人がどうかしたんですか?」

「モデルの子に手を出した・・・なんて話を聞いたからね。
さっきの君を見て、もしかしてってね」


モデルの子って・・・男の子だよね。


「あいつは綺麗な奥さんと子供もいるのに・・・」

「・・・!!」

「どうしたの、二宮君。顔色悪いよ・・・大丈夫?」


大学の先生の顔が、頭を過った。
もう終わったのに、潤が終わらせてくれたのに、あの悪夢が襲ってきた。


「大丈夫です・・・すみません何でもないです」

「そう・・・
ところであいつ、潤は優しいか?」

「はい、凄く優しくしてくれます。
今思えば、初めて会ったときからずっと優しいです」

「あいつは君に一目惚れってやつでね、君の初めての相手は絶対自分でって、わがまま言ってね」


社長の弟なら、そんなわがまま言えるよね。
まぁ、そのお陰で今潤といい感じなんだけど。


「事務所から撮影に使ったメイド服を持って帰るくらいだから、そっちの方もいい感じなんだねぇ・・・」

「えっ・・・あの・・・それは・・・」

「ハハハッ!撮影でいろんなモデルとHしてきたのに潤とのことを聞かれるのは恥ずかしいとか?」

「それは・・・ですね・・・」

「二宮君、顔が真っ赤だよ。
本当君は可愛いね。今までのモデルの中で一番だよ」


頭をポンポンと撫でられた。


「何かあったら遠慮なく俺に言ってくれ。
いつでも相談にのるよ」

「ありがとうございます」

「それともし潤に飽きたら、俺の所においで。
潤よりもっと優しくしてあげるからね」


どうしよう・・・ドキドキが止まらないよ。



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