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秘密のアルバイト

第27章 最近の俺の仕事

潤が喜んでくれるから、女の子の格好ができるわけでそれで外へ、しかもショッピングなんて・・・


「男の子とバレずに最後までショッピングできるか、なんてことをしてみようと思います」

「無理ですよ、絶対にバレますって。
思いっきり男顔ですもん」

「いやいや大丈夫。
前にちょっとメイクしたとき、本当に可愛かったよ。
もう少しちゃんとすれば、もっと可愛くなるよ」


前もおもったけど、俺が女装するとなると、ここのみんなが妙にテンションが上がるのが、どうしても理解ができない。


「わかりました・・・やってみます」

「よし決まり。
じゃあ部屋で用意した服に着替えて。
終わったら女性スタッフに声かけて、メイクしてもらってね」


潤以外には見せたくない姿だけど、仕事なんで引き受けた。


部屋へ行くと、いつものように服が用意してあった。
ふわふわ可愛い服とミニスカート。
そして可愛い下着とストッキングにブーツ。

俺は馴れた手つき(?)で服を着替えた。


「すいませ~ん、着替え終わりました」


しばらくベッドに座って待っていると、女性スタッフが入ってきた。


「おまたせ。
まぁ二宮君、メイクがなくてもいけるくらい、本当に可愛いね」


なんて言いながら、俺の顔に何か色々塗り始めた。
俺はずっと目を閉じていた。


「はいっ、二宮君終わったよ。目を開けてみて」


メイクって結構時間がかかるってイメージがあったけど、5分くらいで終わった。
ゆっくり目を開けた。


「マジで可愛い!ヤバい、ナンパされるかも。
さぁ事務所へ行って。みんな驚くよ」


何をこの人は大げさな事言ってんだよ。


「はい・・・あっ!」


ベッドから立ち上がり、部屋にある大きな鏡に映る自分を見て正直ちょっと驚いた。



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