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秘密のアルバイト

第27章 最近の俺の仕事

そんなに大きいお店じゃないけど、驚くほどいろんな種類がある。

段々馴れてきて、色々手に取って見ることができるようになった。


「潤はこういうの好きかな?あっ、これいいかも。
でもこっちこほうがちょっとエロくていいかな?」


潤の事を思い浮かべながら選んだ。


「これにしよう」

「あっ、決まった?
へぇ~結構凄いの選んだね。こういうの好きなんだ」

「いや・・・その・・・」


何だよ、恥ずかしいよ。

お金を払い、何気に足早にお店を出た。


「あ~、恥ずかしかったよ」

「ハハハッ!可愛い二宮君」


爆笑するスタッフ。

またまた次の指示。


「下にあったカフェで飲み物を買って、外のベンチでしばらく休んでって」

「は~い!」


お店に行き飲み物を頼む。


「アイスコーヒー・・・
あっ、キャラメルフラペチーノ下さい」


いつもはコーヒーだけど、まぁこんな格好してるわけだし、ちょっと可愛らしいものでも飲んでみよう。


「ありがとうございます」


商品を受け取り日の当たる、暖かいベンチに座った。
これが女の子らしい、可愛い飲み物かどうかは俺にはわからないけど。


「ちょっと離れたところから撮ってるんで、しばらくここにいてください」

「あぁはい、わかりました」


何かよくわかんないけど、携帯をいじりながら、飲みながら時間をつぶした。


「そうだ、潤にLINEしよう。
あの温泉の件、聞いてみなくちゃね」


携帯に集中していると、男の人が隣に座った。
俺は全然気にしないで、ずっと携帯をいじっていた。


「ねぇ、彼女一人?」

「・・・」

「誰かと待ち合わせ?」


こいつ誰に話しかけてんだ?


「ねぇ彼女、携帯に集中しすぎだよ」


・・・えっ、俺⁉

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