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秘密のアルバイト

第27章 最近の俺の仕事

「おっ、いいね。
大野君と手を繋いで歩いてる姿は、もはや女の子。
そうだ!大野君、このあと何か用ある?」

「用と言うか、友達を待たせてるんで・・・
何かありました?」

「友達を待たせてるのか・・・
じゃあ仕方ない、予定通りでいくか。
事務所に戻るから二宮君乗って」

「社長、もしかしてこのあと・・・」

「大野君、二宮君を助けてくれてありがとう。
じゃあ、次の撮影よろしくね」


じゃあ予定通りで・・・って、また何か変更するつもりだったのか?
本当に色々と思い浮かぶ人だこと。

帰りの車の中でもカメラは回っている。


「まさかと思ったけど、マジでナンパされちゃったね。
まぁこれだけ可愛かったら、されても仕方ないかな。どうだった、女の子の格好でショッピングした感想は?」

「バレるんじゃないかとずっとドキドキでした。
足も閉じていなくちゃいけないから、疲れました。
でも、意外とバレないもんなんですね」

「癖になっちゃったりして」


ドキッ‼


「そっ、そんな癖になるわけ・・・ないですよ」


ビックリした。
癖どころか、毎週女装してるなんて知ったら、驚くだろうね。


「これで事務所に戻って、その服のままで自分でヤってもらいます。
今日はそこまでです」

「はい、わかりました」


今更だけど、俺達凄い事をさらっと会話してるな。
しかもスタッフだとはいえ、女性の前でさ。

そう言えば、社長はどういう風に変更するつもりだったのかな?
たまたま智にあったから、俺と絡ませるつもりだったのかな?

それにしても疲れちゃったな。
何だか眠くなってきちゃったよ。

俺は事務所に着くまで眠ってしまった。





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