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秘密のアルバイト

第28章 温泉旅行

電車を乗り継ぎ約二時間。

お昼を食べ、いろいろ見学して、男5人だけどメッチャ楽しい。


「そろそろホテルに行こっか」

「そうだな・・・
ホテルの露天風呂、かなり広いらしいぞ」

「着いたらすぐ行こうぜ」


冷たい風が吹くなか、5人ホテルまで歩いていく。


「ふ~、やっと着いた。俺、フロント行ってくるよ」


ホテルに到着。
手続きをしてもらっている間、ロビーのソファに座りくつろいだ。


「スゲェきれいなところだな」


こんなところ潤と二人で来れたら・・・
なんて思いながら、キョロキョロと見回した。


「お待たせ。さぁ、部屋行こうぜ」


部屋に案内され中に入ると、凄く広い和室で、窓からは川の流れが見え、凄くいい景色。


「うわ~・・・スゲェ綺麗じゃん!」


みんなで窓の外を眺めた。


「おい、あれって露天風呂じゃね?」

「あっ、本当だ!なぁ、行こうぜ!」


はしゃぐ4人。
これでも大学1年生。


「まぁ、時間はあるからお茶でも飲んで、少し休もうぜ。俺疲れちゃったよ」


年寄りくさい俺。
俺も同じ大学1年生。

お茶を飲み、部屋に置かれたお菓子を食べ、少し一服したところで浴衣を持ち温泉へGO。

5人で温泉に向かい歩いているときに、俺はふと思った。


「雅紀と櫻井、まさか俺と温泉入ってその・・・
興奮しちゃうなんてことないよな」


自惚れかもしれないけど・・・

俺は二人の後ろ姿をしばらく見つめた。


「おい、かずどうした?」

「いや・・・別に・・・」


俺の考え過ぎかな?

雅紀も櫻井も諦めたって言ってるんだから、二人を信じよう。










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