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秘密のアルバイト

第1章 スカウト

「あ~・・・何かやるきしねぇな。
気晴らしに、出掛けようかな」


大学受験に向けて、大事な時期なのはわかっているけど、今日はどうしてもやる気にならない。


「雅紀を誘ってみよう」


Lineしてみた。


『気晴らしに出掛けない?』

『ごめん、今家にいない』

『そっか・・・じゃあまたな』


その後、電話がなった。
雅紀からだ。


「あっ、かず?何かあったの?
一時間位待てるか?今からすぐ帰るから」

「別に何もないよ。
勉強する気になれないから、気晴らししようと思っただけだからいいよ」

「うん・・・じゃあまたLine して」

「わかった、またな」


電話をきり、一人で出掛けた。

本屋へ行き、参考書を見たり、雑誌を立ち読みしたりした。

次に行った服屋で色々見ていると、超イケメンのおじさんに声をかけられた。
30代半ば・・・てとこかな?
おじさんはちょっとかわいそうかな。


「ねぇ君、可愛いね」

「えっ・・・?!」

「ごめんいきなり、ビックリさせて。
君、モデル・・・やらない?」


俺が・・・モデル?


「立ち話もなんだから、そこでお茶でもしながら話だけでも・・・ねっ!」


怪しいと思いながらも、誘われるまま、近くのカフェへ行った。

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