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秘密のアルバイト

第29章 まさかの告白

「スゲェ締め付けるよ。
お前の中もっと楽しみたいけど・・・もう無理かも」


さらに激しくなる腰の動き。
腰の動きに合わせ、お湯も激しく揺れる。

俺も情けないことに、限界が近付いてきた。


「二宮、俺・・・無理・・・あっ・あっ・イクっ!」 

俺から抜き出し、外に飛ばした。


「はぁ・はぁ・はぁ・・・二宮、俺・・・」


ーガラガラ・・・バタンッ!ー


誰か来た・・・?


「わぁ、スゲェ真っ暗だなぁ・・・
何だ、二人も来てたんだ」


入ってきたのは櫻井だった。


「何か眠れなくってさ。
もしかして二人とも眠れないとか?」

「まっ、まぁそんな・・・ところかな。
二宮、俺先出るわ。何か湯中りしたみたい」


あいつは慌てて風呂を出ていった。
俺は中途半端な状態と疲れで動けなかった。

櫻井はお湯に入り、俺の隣に座った。


「ふぅ・・・やっぱ露天風呂、気持ちいいね」

「・・・」

「・・・もしかしてあいつに何かされた?」

「・・・!!」

「目が覚めたとき、二人がいない事にすぐ気付いていれば・・・
すいません・・・部屋、戻りますか?」

「・・・(首を横にふった)」

「もう少しここにいますか?」

「・・・(首を縦にふった)」

「わかりました。
戻りたくなったら言ってください。
それまで俺、付き合います」


そのあと櫻井は黙ったまま、お湯に入っていた。

櫻井がいてはこの中途半端な状態を何とかすることができない。
今ここで立ち上がる事もできない。

でも・・・どうにかしたい。

俺は櫻井に気付かれないように、お湯の中で自分で握り擦り出した。


「はぁ・はぁ・はぁ・・・」

「ねぇ二宮君、どうしたの?気分でも悪いの?」


ドキッ‼


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