テキストサイズ

秘密のアルバイト

第4章 もう一人のお兄さん

雅紀と話してると、仕事の連絡が入った。


『事務所に午後1時に来てください』


また事務所かぁ・・・

今度はは間違いなく・・・絡むな。


「また知り合いの人なの?」

「違う、バイトの連絡がきたんだよ」

「俺も行ってみたいな」

「ダメダメッ!!絶対にダメッ」

「そこまで言わなくても・・・
冗談だよ、冗談。冷たいな・・・」

「も~、ビックリさせるなよ」


俺はホッとした表情をした。


「可愛い・・・」

「えっ、何?今何て言ったの?」

「いやっ、何も言って・・・ないよ」


こいつ、俺の事最近おかしいなんて言うけど
俺からしたら、こいつの方がおかしいよ。

俺のやる事、言う事にいちいちくいついてくるし、俺が見ると、顔を赤くして目をそらしたり。

ちょっと面倒くさいやつ化してきている。


・・・でもちょっと待って。
今確か、雅紀の口から「可愛い」って聞こえた気がするんだけど・・・気のせいか。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ