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秘密のアルバイト

第4章 もう一人のお兄さん

「行ってきま~す!」


仕事に行くため、家を出た。
親には勉強するため、図書館へ行く事にしてある。


「マジ今日は、何するんだろう」


3回目にして、もう絡むのか?

ヤっちゃうのか?
それとも、ヤられちゃうのか?


「どうしよう・・・超怖いよ。
超緊張するよ。
今からでも、断っちゃおうかな・・・」


思いながらも、足は事務所に向かっている。


「あ~どうしよう・・・
全然ドキドキが止まんないよぉ」


事務所前に到着。
初めて来たときのように、思わず建物を見上げた。


「はぁ~・・・ふぅ~・・・よしっ!」


大きく息を吸って吐き、それから事務所の中へ入った。


「おっ、おはようございます」

「おはよう二宮君、ご苦労様。
早かったね。予定より30分早いよ」

「すみません、お邪魔でしたら時間つぶしてきます」

「大丈夫だよ。あっちで座って待ってて。
飲み物出すよ」


コーヒーを出してもらい、待っている間、勉強を始めた。

・・・が、しかし全然頭に入らない。


「二宮君・・・だっけ?」

「は・・・い。何でしょう」


一人のお兄さんに声をかけられた。







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