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秘密のアルバイト

第31章 慰安旅行?

何も変わったことのないただの旅行。

途中観光したり、お昼ご飯を食べたりしてホテルに到着。

俺の言葉をヒントになんて社長言ってたけど、ただの慰安旅行じゃん。

・・・なんて思ったのは今のうち。


「お疲れ様。
部屋割りを言うので、鍵を受け取って順番に部屋へ行ってください」


俺は智と雅紀ともう1人の4人。
もう1人は俺と同じ歳かな?
俺が言うのも変だけど、ちょっと可愛らしい子。


「食事の時間まで自由です。
時間になったら会場に集まってください」

「かず達、先に部屋へ行ってて。
用が済んだら行くから」

「うん、わかった」


あ~あ、潤と同じ部屋になれなかったな。
潤と同じ部屋になった子、潤のこと好きだったりして・・・

どうしよ・・・

と、そのときタイミングよくLINEが届いた。


『俺は兄貴達と同じ部屋だから。
かずが心配すると思ってLINEしてみたよ』


辺りを見回すと離れたところから潤が見ていた。
俺は潤に向かってニコッと笑った。

エレベーターに乗り3人で部屋に向かった。


「俺、雅紀です、よろしく」

「和也です」

「俺、大貴です、よろしくです」


エレベーターの中で俺達は自己紹介をした。


「わぁ、大きい部屋!
和室とこっちの部屋は・・・ベッドがあるよ」


4人にしては広い部屋。


「あれっ?何かテーブルの上に置いてあるよ。
あっ・・・俺達の名前がかいてある」


俺達の名前が書かれた封筒が4つ置いてある。
自分の名前が書いてある封筒を手にした。


「なんだろうね。何か怖いね」


おそるおそる封を開けた。
中から1枚の手紙が入っていた。


「・・・えっ⁉マジで⁉」


そのまま3人、無口になってしまった。

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