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秘密のアルバイト

第32章 慰安旅行?その2

誰かと誰かが目の前でキスをしているのを見るのは、今でもちょっとドキッ!とする。


「かず・・・もういいよ、おいで」


智に呼ばれ、近付いた。


「気を使わせて悪かったね」

「そんな事はいいけど、俺じゃまだったよね。
あの子、俺の事凄く気にしてたし・・・
俺何かしちゃったかな?」

「2回くらい一緒に撮影したかな?
今あの子に告られたんだ」

「えっ⁉
でもあの子、悲しそうな顔をしてたけど・・・」

「断ったよ。そしたら相手はかずかのかって聞かれて違うって答えた。以前かずに告ってフラれたって話したら、自分じゃ駄目かって聞いてきたから、今でも好きだからって」

「智・・・」

「かず以上に可愛い子がいないからね。
やっぱ俺が今まで撮影した子の中では、かずが一番可愛いも~ん!」

「ちょっ、ちょっと智・・・調子にのるな」


ふざけあっていると、また誰かが入ってきた。


「あぁ気持ちいい・・・あっ、おはようございます」

「おはようございます!」


面識はないが、他のモデルの子達。


「おぉ・・・かず、智おはよう。
二人とも早かったんだね」

「うん、まぁね・・・」


何かやっぱり気まずい・・・
そう思うのは俺だけなのか?


「さぁ、そろそろ出ようかかず」

「そうだね・・・けっこう長く入ってたからね」

「雅紀、大貴、俺達先いくわ」


智と俺は二人より先に部屋に戻った。


「あ~気持ちよかったね智。
・・・あっ、智ちょっと・・・駄目だよ」


後ろから抱き締める智。
昨日のように浴衣をズラし、首筋と肩にキスをする。


「まだ二人とも帰って来ないし、今日だけ、この旅行だけ・・・ねっ!いいでしょ、かず・・・」

「智・・・撮影以外では、今日だけね」


振り返り、智を受け入れた


「あぁん・・・」



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